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助産院 から見習う点

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看護職として思うこと

先日助産院について記載しました、その続きです。

助産院 のすごい所

前回の記事だと完全に「アンチ助産師」的な感じになってしまいましたが、私個人としては助産院から見習うべき点がたくさんあると思っています。

助産院におけるケアの根本

どうしても助産院と聞くと、分娩台ではなく畳で自分の好きな姿勢で産めるという出産(我々はフリースタイル出産と言ったりします)に目が行きがちですが、個人的に注目すべきはそこではなく、その人らしさを大切にしているという助産院のケアにおける根本的な考え方です。

主体性や患者中心というのでしょうか、女性や家族が望むこと、女性や家族のその人らしさ、本来あるべき姿をとても大切にしています。

その結果あの出産なのです。

学生時、助産院での実習がほとんどだった私、大学病院に勤務して驚いた事って山のようにあったんですが、その1つに大学病院でそれはほぼ出来ないという事でした。

ある程度決まった流れ、決まった時間の中で実施する必要がある。

そうせざるを得ない環境がありました。(今はそこを少しでも解決出来ればと思っています)

出産と育児に対して主体性のある女性

「バースプラン」というものがあります。

出産や出産後に女性が望む事を事前に伺います。

例えば夫に立ち会って欲しいとか、産後は出来れば母乳育児を実施したいとか。

勤めていた大学病院でも妊娠中に聞いていましたが「先生と助産師さんにお任せします」という声が多かった。

もちろん初めての事なので想像できない、わからないというのは当たり前です。

その部分は助産師が丁寧に伝えなければいけないのです、何故バースプランが必要かとか、バースプランって何なのかとか。

でも正直それも手厚く1人1人とゆっくりは出来なかった。という助産師側の事情もありますが。

ぶっちゃけこれって今の時代、ある程度自分で調べようと思えば調べられる部分もあるんです。

間違った情報もネット上にはたくさんありますが、それも含めて調べられる、そしてそれを助産師に確認する事ができます。

でもそれすらしなかった女性も正直たくさんいました。

みんな忙しいとかそれぞれの事情もありますが、「自分で産む!」という感覚の女性は助産院よりも圧倒的に少なかった。

「お任せします」「みなさんどうしていますか?」という女性が多かった。
(あくまでも私個人の感想です)

これもその女性が悪いわけではなく、出産育児において主人公は女性や家族である事、我々はあくまでもサポーターにしかならない事などをしっかり伝えられなかった、そもそも調べなければいけない、と思わせられなかった、やっぱり助産師にも多少責任があると思っています。

でも今の病院のやり方では助産師はそれは出来ません。

切れ目のない産後支援

出産ってどうしても母子の生死が関わります。

だから病院でもやっぱり出産に人出がたくさん必要です。

どうしても産後のケア(育児支援や休息出来る環境を整える)って蔑ろになりがちなんです、だって多くの場合が生死は関わっていないから緊急性は低く見えるんです、病院では。

だから女性とお子様に合った産後ケアって私はほぼ実践できませんでした。

それが助産院の場合、相当ここに力を入れています。

ここでもやはり女性と家族らしさや女性と家族が望むものという姿勢は変わりません。

昨今ようやく「産後ケア」の重要性が話題になっていますが、世の中が注目する以前から助産院は産後ケアに力を入れていました。

いかに育児が大変か、そこのサポートがどれだけ必要かを認識していてずっと実施してきました。

そして多くの助産院が出産後も定期的に集まれるイベントや会を主催しています。

いわゆる「切れ目のない産後、育児支援」というのを実施しています。

これも「産後うつ」が注目されるようになり、国をあげてようやく言われてきた事です。

でもこれを助産院はもっと前から当たり前のように実施してきました。

助産院 から見習う点

ここまで述べたような姿勢や支援方法は、病院も見習うべきだと私は思っています、いち助産師として、そしていち母親として。

大前提としてこれが出来ない環境というのも重々承知しています、私自身がそうでしたから。

残念ながら助産院に対して良い印象がない助産師や産科医、小児科医もたくさんいます。

それもわかります。

というのも、「助産院」と一言で言っても様々な助産院があります。

ですが、是非ともここに述べたような点については、今の病院には圧倒的に足りていない点なので、見習うべきだし、できる所からできる範囲で導入すべきだと考えています。

昨今やっと「産後の大変さ」を多くの人が認識し始めました、だからこそ助産院のこのような点を大切にしなければいけないと個人的には思っています。

私も出来る事を考えて実行していきたいです。

今日の写真
キッチンカーで買ったプルコギ弁当